オンラインで何かを学ぼうとしたとき、候補に挙がりやすいのがCourseraとUdemyです。
どちらも幅広い分野を学べますが、講座の探し方や購入方法、長期的な学習プログラムの有無などには違いがあります。
この記事では、CourseraとUdemyの公式情報をもとに、どちらが自分の学び方に合っているのかを比較します。
なお、CourseraとUdemyは企業として統合していますが、現在のところアカウントやサービスは別々に運営されています。そのため、この記事では実際に受講する人から見た両サービスの違いを比較します。
先に結論
大学や企業が提供する講座や、複数の講座を組み合わせた学習プログラムまで含めて探したいなら、Courseraが候補になります。
一方で、学びたいテーマの講座を1つ選んで購入し、あとから繰り返し見返したいなら、Udemyが分かりやすい選択肢です。
どちらにもサブスクリプションがありますが、すべての講座が対象になるわけではありません。受けたい講座が決まっている場合は、その講座がプランの対象になっているかを確認してから選ぶのがよいでしょう。Coursera Plusにも対象外の講座やプログラムがあり、Udemy Personal Planもカタログ全体が対象ではありません。
CourseraとUdemyを比較
| 比較項目 | Coursera | Udemy |
|---|---|---|
| 講座 | 大学や企業と提携した講座・プログラムを提供 | さまざまな講師による多数の講座を提供 |
| 学び方 | 単体講座のほか、Specialization、Professional Certificate、学位などがある | 単体講座の購入とPersonal Planがある |
| 単体講座 | 個別のコースを受講できる | 購入した講座は条件を満たす限り継続してアクセスできる |
| サブスクリプション | Coursera Plusで対象講座を利用できる | Personal Planで対象講座を利用できる |
| 向いている使い方 | 複数の講座を通して体系的に学びたい場合 | 特定の講座を購入して自分のペースで学びたい場合 |
Udemyで個別購入した講座は、アカウントが正常な状態で、Udemyがその講座のライセンスを保持している限り継続してアクセスできます。一方、Personal Planの講座は契約期間中の利用となります。
Courseraが向いている人
Courseraでは、大学や企業との提携によるコースだけでなく、SpecializationやProfessional Certificate、学位なども提供されています。
Specializationは、関連する複数の講座をまとめて学ぶプログラムです。
そのため、1つのテーマについて単発の講座だけを受けるのではなく、複数の講座を順番に学んでいきたい人にはCourseraが選択肢になります。
Coursera Plusを利用すると多数の講座やSpecialization、Professional Certificateなどを受講できますが、一部は対象外です。受けたい講座が決まっている場合は、Coursera Plusの対象かどうかを確認しておきましょう。
Udemyが向いている人
Udemyでは、個別の講座を購入する方法と、Personal Planを利用する方法があります。
特定のテーマについて「この講座を受けたい」というものが決まっているなら、個別購入が分かりやすいでしょう。
購入した講座は一定の条件のもとで継続して利用できるため、学習を終えたあとに内容を見返したい場合にも使いやすい仕組みです。
一方、Personal Planでは、Udemyが選定した多数の講座を契約期間中に利用できます。ただしUdemyにあるすべての講座がPersonal Planに含まれているわけではありません。
どこを基準に選べばいい?
まず考えたいのは、何をどのように学びたいかです。
大学や企業が提供する講座を受けたい、あるいは複数の講座で構成されたプログラムを通して学びたいなら、Courseraから探すと候補を見つけやすいでしょう。
一方で、特定のスキルやテーマについて自分に合う講師の講座を1つ選びたい場合は、Udemyの方が探しやすい場合があります。
次に見るのが購入方法です。
Udemyでは単体講座を個別購入できます。Courseraにも個別のコースやプログラムがありますが、Coursera Plusなどのサブスクリプションを利用する選択肢もあります。
複数の講座を受ける予定ならサブスクリプション、特定の講座だけを受けたいなら個別の条件を比較する、と考えると整理しやすくなります。
日本語で学びたい場合は?
Courseraには、公式ページで講義の主な言語が日本語と案内されている講座があります。
Manabi Lensでも、これまでにGoogle Cloudや生成AI分野で日本語の講義が確認できるCoursera講座を紹介しています。
ただし、講義が日本語だからといって、字幕、教材、テスト、課題、申込み画面まですべて日本語とは限りません。
Udemyも講座や利用するプランによって言語環境が異なります。Udemyの公式サポートでは、Personal Planは英語の講座を含み、地域によってローカライズされたコレクションが利用できる場合があると案内されています。
日本語で学ぶことを重視する場合は、サービス名だけで判断せず、実際に受講する講座の言語や字幕などを確認するのが確実です。
修了証について
Courseraでは、コースやSpecialization、Professional Certificateなど、修了によって証明書を取得できるプログラムがあります。Coursera Plusでは、対象となるコースやプログラムを修了すると証明書を取得できると案内されています。
Udemyでは、有料で承認済みの講座を修了すると修了証が発行されます。一方、無料講座や模擬試験だけで構成された講座など、修了証の対象にならないものもあります。
修了証を目的に受講する場合は、申し込む講座が対象になっているかを個別に確認してください。
まとめ
CourseraとUdemyは、どちらか一方が常に優れているというものではありません。
大学や企業の講座や、複数講座で構成された学習プログラムを選びたいならCoursera。
特定の講座を選んで購入し、自分のペースで繰り返し学びたいならUdemy。
という違いから考えると選びやすくなります。
最終的には、学びたいテーマ、講座の内容、購入方法、日本語対応などを確認し、自分に合う方を選ぶのがよいでしょう。